神秘の五色沼:オンネトー(足寄)
タイトルにもありますが、そもそもオンネトーって、なんのこと? と思う方ももしかしたらいるかもしれません。 オンネトーは阿寒摩周国立公園にある湖で、 アイヌ語では「年老いた沼」もしくは「大きな沼」という意味だそうです。 北海道の三大秘湖の1つで、別名「五色沼」とも呼ばれています。 ちなみに、三大秘湖のあと2つは、オコタンペ湖(千歳)・東雲湖(上士幌)です。 五色沼ってことは、色が5種類なの?まさかね…と私も初めは思いましたが その名の通り、湖の色が変わるのです!と言っても 実際に変化するわけではもちろんなく、変わるのは色の見え方です。 澄んだ青やエメラルドグリーン、ダークブルー…色が変わるように見える理由は 北海道特有の四季の変化や、日々の天候、時間帯などに加え、 見る角度によっても目に映る色が違うのだとか。 また、オンネトーと雌阿寒湖温泉の間に錦沼という赤褐色の湖があり この湖の水がオンネトーに流れ込むことによって、神秘的な色を作り出している とも言われています。 オンネトーに訪れた際には、自分のお気に入りの色を見つける というのも楽しみ方の1つかもしれませんね。 湖の周りは散策路としても整備されており、森林浴にもピッタリです。 途中には「湯の滝」と呼ばれる滝がありますが、実は流れているのは 温泉という、非常に珍しい滝なんです。 さらに、この場所で貴重な天然のマンガン鉱物が発見されたこともあって 2000年に天然記念物に指定されました。 また、写真は初秋の様子ですが、これから迎える紅葉の時期には、 色鮮やかな木々と湖、天気が良ければ空の青さも加わって、 思わずため息がこぼれてしまうほどの絶景が見られるようになります。 春や夏に訪れても雄大な眺めを見られること間違いなし! ですが、紅葉の見頃は大体9月下旬から10月中旬にかけて。 ちなみに冬季(12~4月頃)は湖までの道路が閉鎖してしまうため、 春から秋にかけての絶景をぜひ楽しんでみてください。 撮影場所:オンネトー