色鮮やかなチューリップ:湧別
5月も下旬に入り、初夏の陽気となる日もいよいよ増えてきました。 この時期の北海道は花の季節でもありますが、今回はその中でも 今まさに見頃を迎えている「かみゆうべつチューリップ公園」についてご紹介します。 オホーツク管内の湧別町は、チューリップのまちとしても知られています。 「かみゆうべつチューリップ公園」では、毎年この時期になると およそ200種類70万本ものチューリップが色鮮やかに咲き誇ります。 毎年、植えるチューリップのデザインを変えているそうなので、 何度行っても違う景色が楽しめるようになっているようです。 また、開花の時期に合わせて「チューリップフェア」が、例年6月上旬まで開催されています。 球根の予約販売をしていたり、好みのチューリップをその場で持って帰ることのできる 「掘り取り販売」も行っているそうです。 お気に入りのチューリップを見つけて、自分の家に飾る というのも1つの楽しみ方になるかもしれませんね。 ただ、今年は感染症対策で入場制限などがされているようなので、 訪れる前にはぜひ一度HPなどで営業状況や花の状況を確認するようにしてください。 ところで、チューリップが1日の中でも花が開いていたり、閉じていたり・・・ と姿を変えるのを見たことがありますか? これは、気温が関係しているといわれています。 チューリップの花びらは、何枚も重なっていますが、この内側と外側の細胞は 成長に適した温度に違いがあります。 一般に、内側の細胞は17℃~25℃、外側の細胞は8℃~15℃で成長するといわれています。 この違いによって、成長速度に差が生じ、花が開いたり閉じたりしているそうなんです。 チューリップの花の開き具合にも注目して見ると、また違った楽しみ方ができそうですね。