本格的な衣替えの季節で、朝晩はヒンヤリと寒くなってきて、そろそろストーブの時期かな・・・
と、だんだんと秋の深まりを感じられる日が増えてきたように感じます。
今回ご紹介するのは、「オコタンペ湖」。
前々回に紹介した「オンネトー」に並んで北海道の三大秘湖と称される、
自然あふれた神秘的な湖です。
湖の周りは約5㎞と比較的小さな湖で、アイヌ語では「オ・コタン・ウン・ペ」と言います。
これはそれぞれ「川下・集落・ある・もの」という意味で、
湖沼を指す「ト」を語尾につけて、「オコタヌンペ・ト」と呼ばれていたそうです。
このオコタンペ湖も、オンネトーのようにその日の天候や見る角度・時間などによって、
色が変わって見える珍しい湖なんです。
2枚の写真を見比べても、湖の色が違って見えることがわかると思います。
そして色の変化する湖だけでなく、その周りにはたくさんの木々が生い茂り、
北海道という広大な大地が持つ自然の素晴らしさを間近に感じることができるのです。
オコタンペ湖は千歳市にあり、札幌からおよそ1時間と
比較的アクセスしやすい場所にあるのも嬉しいポイントの1つ。
秋がより一層深まるこれからの時期は、紅葉スポットとしても訪れる人が多くなります。
湖の色がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変わり、
周辺の木々は赤や黄色に染まる、そんな秋限定のコントラストは一見の価値あり!です!
ここまで紹介したオコタンぺ湖ですが、実は支笏洞爺国立公園の
特別保護地区に指定されており実際に中まで立ち入ることはできません・・・。
さらに2014年に発生した大雨により、オコタンペ湖に向かう道路も
しばらくの間閉鎖されていました。
しかし、2017年にこの道路の一部が開通し、現在はオコタンペ湖の
展望台付近まで行くことができます。
湖の全貌を見ることは難しいようですが、これからさらに彩りが美しくなる
神秘の湖を、ドライブがてら訪れてみてはいかがでしょう。