道の駅は全国にありますが、特に車社会の北海道では欠かせない存在となっています。
そもそも「道の駅」とは、安全な運行管理や運転時の休憩、地域の振興などを目的として作られたもので、道の駅として登録するにはいくつかの条件を満たす必要があります。
北海道には現在(※2025年9月時点)、131もの道の駅があり、新たな道の駅がオープンすることもしばしばあります。
今回はそんな数ある道の駅の中で、おすすめのスポットをご紹介します。2019年にオープンした、胆振管内・安平町にある「あびらD51ステーション」です。
D51は「デゴイチ」と読み、D51形蒸気機関車が由来となっています。安平町の追分地区には、昔は蒸気機関車の機関区があり、夕張などの石炭を運ぶ拠点となっていたそうです。町の歴史と鉄道は切っても切り離せない関係であることから、安平町の道の駅は「鉄道」がテーマになっています。
道の駅の構内には、そのD51が展示されており、以前使われていた案内板やSLのプレートなども見学することが可能です。「あびらD51ステーション」に展示されているD51は、全国的に見ても有数の保存状態の良さといわれています。これまでに鉄道ファンはもちろんのこと、家族連れや旅行客などさまざまな人が訪れ、道の駅の来場者数は2025年6月で400万人にものぼりました。
「あびらD51ステーション」の魅力は鉄道だけでなく、グルメも充実しています。イートインスペースも広く、安平産のじゃがいも・安平産の豚肉を使用した「あびら肉コロッケ」や「もくもくD51ソフト」などが人気商品となっているようです。
また、隣接されたお土産コーナーには北海道ならではのハスカップの商品やお菓子なども取り揃えられており、思い出にお土産を購入していく方も多くなっています。
胆振管内の道の駅・あびらD51ステーション、ぜひ一度訪れてみてくださいね♪