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【タクシードライバーって実は稼げる!?】ドライバーの現状を徹底解剖

2023.08.13 タクシー業界コラム

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早速ですが、皆さんはタクシードライバーに対して、どんなイメージがありますか?
「辛い」「大変なわりに、給料が安い」「定年で仕事をリタイアした人のセカンドキャリアとして選ばれる」…
など、多少マイナスなイメージを持っている方も多いのが現状かもしれません。
しかし、最近ではそのイメージも少しずつ変わり始めてきているように思います。
若い世代でもタクシードライバーになる人がいたり、女性のドライバーが増加傾向にあったりなど、プラスのイメージを持って、タクシードライバーになる人がどんどんと出てきています。
実際に、SNSでタクシードライバーの給料についての投稿がされ、注目を浴びたケースもありました。

そこで、今回はタクシードライバーが稼げる仕事なのか、実際に働くとどんな勤務形態になるのかなど、徹底的に解剖していきたいと思います。
また、後半では“稼げるコツ”も詳しくお教えしますので、ぜひ参考にしてみてください。



1.タクシードライバーの給料の仕組み

そもそも現在のタクシー会社は、一般的な会社員のような固定給ではなく、基本給に加えて、歩合制によって収入が増えていくというシステムを取っている会社がほとんどです。
基本給のみだと月収は初任給程度となってしまいますが、どれだけお客さんを多く乗せたか、どれだけ長い距離を乗せることができたかによって、収入に大きく差が出ます。固定給が低いのがちょっと…と敬遠してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、自分次第で、給料が目に見えて変動するというのは、その分、働きがいがあるかと思います。



2.タクシードライバーって、実は稼げる!?

タクシードライバーの平均年収は年や地域によって違いはありますが、だいたい350万円前後といわれています。
…あれ、稼げると聞いていたのに予想していたより少ないな…と感じたことかと思います。
これはあくまでこれは”平均”なのであって、ドライバーによっては年収が500万円前後あったり、中には年収1,000万円くらい稼ぐドライバーもいます。つまり、自分次第で、年収を一気にアップさせることも可能な職業ということです。

一般的な会社員だと、給料が飛躍して上がるというのはなかなか少ない例かもしれません。
ですが、タクシードライバーなら勤続年数にあまり関係はなく、自分の努力がすぐに目に見える結果になって出てくる、ちょっと特殊な職業でもあります。



3.タクシードライバーの1日

では実際に、タクシードライバーとして働くとどのような一日となるのでしょうか。
ここでは、私たち東邦交通で働く2人の社員を例に、スケジュールをみていきましょう。

tohoコラム_1日のスケジュール例

【Aさんの場合】
主に日勤で勤務しているAさんは、以下のようなスケジュールです。
8:00 出勤…車両点検、出庫
10:00 休憩(30分ほど)
12:00 昼食休憩
16:30 帰社…洗車、納金など
17:30 退勤

一般的な会社員と、勤務時間は大きく変わらないかと思います。
長時間の運転は集中力の低下などにも繋がってしまう恐れがあるため、数時間おきに適度な休憩時間があります。また、退勤時間も遅くならないため、プライベートの時間を充実させることが可能です。
なお、もっと稼ぎたい!という人は勤務時間を長く設定することも相談ができます。

【Bさんの場合】
Bさんは主に夜勤を担当しており、以下のようなスケジュールで勤務しています。
17:00 出勤…車両点検、出庫
20:00 夕食休憩
23:00 休憩(仮眠を取る)
25:30 帰社…洗車、納金など
26:30 退勤

同じ勤務時間でも、夜勤の方が稼げる傾向にあります。
というのも、労働基準法において22時から午前5時の間は夜勤の時間帯に設定されており、賃金を通常の25%割り増しすることが定められているからです。
また、客層も日中と夜間では大きく違い、夜間は飲み会帰りやコンサート・ライブ終わりのお客さんなどが多い傾向があります。特に電車やバスなど公共交通機関の走っていない時間帯になると、タクシーの需要は急激に増加するため、利用してもらいやすく、結果的に収入が増えることも多いようです。

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4.タクシードライバーで“稼ぐ”ポイント

さて、ここからはタクシードライバーで稼ぐポイントについて、詳しくお話しします。
ポイントをしっかり押さえて、“稼げる”ドライバーを目指しましょう。

ポイント① 実車率をアップさせる

まず「実車」とは、お客さんが乗っている状態のことをいいます。
つまり「実車率」とは、タクシーが走行した距離のうち、実車(お客さんが乗っている状態)で走行した割合を示すもののことをいいます。
実車率を上げるためにできることは、実は色んな方法がありますが、主なポイントを紹介します。

・道を理解し、信号のタイミングや抜け道を知っている
土地勘などに関しては経験の差が出てしまう部分ではありますが、積極的に道を覚えようとすることで、すぐに身につくものの一つです。効率的な走行をして回転率を上げることで、お客さんを乗せる回数を増やすことができます。

・行った先でお客さんを乗せる
お客さんを目的地で降ろした際に、その目的地周辺で次のお客さんを拾うことができれば、実車率をかなり上げることができます。実車率を上げる、という意識ももちろん大事ですが、「空車率を下げる」という意識で走行するのも良いのかもしれません。

・一番左側の車線を走る
お客さんは流しのタクシーを捕まえようとした場合、歩道に立って手を挙げますが、左側の車線を走っているタクシーだと停まってもらいやすいと感じますよね?常に左側を走行することで、お客さんに乗ってもらえる確率が高くなります。
また、空車で走っている場合は、できるだけゆっくりと走行し、右折はしないように心がけるのも実車率を上げるポイントです。交差点で手を挙げているお客さんを見つけ、右折で行こうと思ったところ、後から左折で来たタクシーに取られてしまった…という経験のあるタクシードライバーは多いようです。数多くのドライバーの実体験からも、右折はなるべく避けることが良いとされています。
なお、空車時に右の方向に行きたい場合は、左折を3回繰り返して行きたい方向に向かうというのもテクニックの一つになります。

ポイント② 客単価をアップさせる

お客さんをたくさん乗せることはもちろん大切ですが、それぞれが1メーター分だったり、短い距離での利用だけだと、客単価がなかなか上がらず、売り上げに直結しにくくなります。
長距離を利用してくれるお客さんを見つけることが、稼げるポイントになります。肝心のどこに行けば長距離利用のお客さんが多いのか、という部分ですが、こればかりは運次第になってしまうところが多いです。
ただ、それでもすすきのなど街の中心部やインバウンドなど旅行者が多い場所だと、長距離で利用してくれる可能性は高いといえます。
また、夏場は各地でイベントも開催されており、移動手段にタクシーを使う人も多いと思いますが、イベント終わりの時間に合わせて会場周辺でお客さんに利用してもらうというのも一つの手段です。

ポイント③ 情報収集を欠かさない

どの地域でタクシー待ちのお客さんがよくいるのか、時間は何時頃がいいのかなど、同じ社内での情報共有をしっかり行うと、効率良く稼働させることができます。
それ以外にも、勤務日にどの場所でどんなイベントがあるかなど、調べておくとイベントの終了時間に合わせて待機することもでき、売り上げアップに繋がりやすくなります。

また、雨が急に降ってきたからタクシーに飛び乗った…という実例も多く耳にしますが、天気を見るのも一つのポイントです。今は無料のアプリでも雨雲レーダーなどを見ることができるため、停車中に天気などの情報収集も行うと良いかもしれません。

ポイント④ 配車アプリなどツールを活用する

最近ではタクシーの配車アプリが普及し、利用者も増加傾向にあるようです。配車アプリが浸透しつつある影響で、タクシードライバーはどの時間にどの場所に迎えに行くか、事前にある程度スケジュールを組むことができ、結果的に効率の良い営業を進めることができています。

ポイント⑤ 時にはコミュニケーションスキルも必要

タクシーの中で会話をする/しないは、お客さんによって千差万別です。会話をしたい人も、必要最低限以外は話しかけてほしくない人もどちらもいます。
ただ、タクシードライバーと会話が盛り上がって、今後もそのドライバーを指名で呼ぶことにした、というお客さんも実際にいるのも事実です。コミュニケーションスキルを磨くことで、自分の顧客になってもらい、長期的に利用してもらえる可能性があるため、場合によってはコミュニケーションスキルもあると非常に有効です。



5.まとめ

◆タクシードライバーは、稼げる!
・タクシー会社は「固定給+歩合制」が多い
自分の努力次第で、収入を大幅にアップさせることができる
・一昔前のイメージと違い、若い世代でもドライバーになる人が増えている

◆タクシードライバーで稼ぐポイント
①実車率をアップさせる
②客単価をアップさせる
③情報収集を欠かさない
④配車アプリなどツールを活用する
⑤時にはコミュニケーションスキルも必要

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