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神秘の世界:神の子池(清里町)

2020.08.13 観光ブログ

ここ最近は北海道の夏らしからぬ、蒸し暑い日が多くなっていますが、
せめて写真で少し涼しくなっていただこう!ということで
今回は、聞いたことがある方も多いかもしれません、「神の子池」をご紹介します。
神の子池は道東方面の網走管内斜里郡清里町にあり、摩周湖のすぐ近くに位置しています。
札幌からだと車で5~6時間…!見に行くための道のりは、決して楽なものではないですね。。

「神の子池」の名前の由来は、摩周湖がアイヌ語で「カムイトー」
つまり神の湖という意味で、その摩周湖の伏流水(地下水)でできているために
こう呼ばれているそうです。

(※伏流水とは…河川尾なその流水が地下へ浸透して水脈を保っている、
極めて浅い地下水のこと。水質が安定して良好なことが特徴)

摩周湖と他の湖との違いは、湖に流れる川も、湖から流れる川も、どちらもないことです。
それでも雨がなくて水位が下がったり、雪解けの時期に水位が上がったりすることがありません。
これは、摩周湖の周辺に伏流水の水が湧き出しているからなんです。
一説では、その中の1つが神の子池というわけなんですね。
神の子池では、なんと1日に約12000トン水が湧き出しているのだとか!
ちょっと多すぎて想像しにくいですね…

神の子池は、周囲220m、水深5mと小さいですが、澄んだ水でできているので、
底までくっきりと見ることができます。
また、1年を通して水温が低いことも特徴で、平均水温はおよそ8℃ 。
写真で見るとわかるように、倒木が池の中にありますが、
これが腐らずに同じ姿で沈み続けていられるのは、低い水温のおかげでもあるんです。

林道を通って神の子池に着くと、まるで別世界に入り込んでしまったかのような景色が目の前に広がります。
「神の子池」という名前も神秘的ですが、その景色も神秘そのもの。
自然が造った青さに、息をのまれること間違いなしです。
さらに、よく目を凝らしてみると、池には「オショロコマ」という日本国内では北海道のみに
生息している魚が悠々と泳いでいるのを見つけることができます。
珍しい魚の姿も一緒に探してみるのもいいかもしれません。

北海道の自然によって造られたコバルトブルーの世界をぜひ堪能してみてください。
ちなみに、冬の期間は除雪を行なっていないため、雪がない時期に行くのがおすすめです。

撮影場所:神の子池(清里町)

2020.08.13 神の子池(清里町)

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